TicketExtPluginとDecoratorPluginの同居

tracの環境作り直して追検証してみました。
原因はDecoratorPluginで実現しているselect fieldの補完処理でした。
この処理の結果、TicketExtPluginで必要なチケット分類の変更関連のイベントが拾えない状態になり機能していなかったようです。

0.11限定ですがTicketExtPluginを使いつつカレンダーとアイコン化レポートは使いたいという場合には、trac.iniのdecoratorのセクションに

[decorator]
ext_decoration = false

を追加するとselect fieldの補完処理が使えなくなってしまいますがTicketExtPluginが機能するようになります。*1


気をつけて欲しいのはこの作業をする際にtrac.iniのをwindowsのメモ帳で編集しないこと。trac.iniがBOM付きのutf-8で保存されてしまうためtracが起動時にエラーになってしまいます。


ただ私自身はselect fieldの補完処理前提で大量の項目登録してたりするので悩ましいとこ。
とりあえず本日はここまで。おやすみなさい・・・・

*1:無い場合は追加してください。

TicketExtPluginすげ〜!

discypusさんところをチェックするのをサボっていたら、凄いプラグイン発見!

Tracでは、要件やバグ、タスクなどといったチケットの分類を定義することができます。そのような分類を分ける場合、分類毎にチケットの内容を定義できると便利です。

例えば、Tracではカスタムフィールドを定義することが可能ですが、要件やバグの分類でそれぞれ利用するフィールドを変えたり、説明のフィールドに記述する内容を変えたりといったことです。

Tracチケットのテンプレートを管理するTicketExtPlugin - 現場のためのソフトウェア開発プロセス - たかのり日記

Shibuya.tracの面々と話しているときに「チケットの分類毎にテンプレートを用意したり、項目を制御できたら便利だよね〜」という話をしていたことがあるのですが、それを実現するプラグインの登場です。
チケットの運用を始める際に話題になりやすい(?)「何書いたら良いか分かんね」という問題も、チケットの分類毎にテンプレートを用意しておけば随分と緩和されそう。
それとカスタムフィールドで色んな項目足したくても、チケットの分類によっては不要だったりすると、入力時の分かりやすさを優先するためにあえて追加しないという選択を迫られることも少なくないと思いますが、このTicketExtPluginを利用することによって、カスタムフィールドを増やしても不要な項目はプロテクト表示にすることが出来るのでされるので、迷わずカスタムフィールドを追加することが出来そうです!*1

この素晴らしいプラグインtrac-hacks.orgからダウンロードできます。*2

早速実践投入すべく、検証してみたいと思います。


注意事項:
プラグインを入れて設定を行わない状態だと、カスタムフィールドが全て入力不可になりますので注意しましょう。*3

*1:とはいっても無尽蔵に増やすのは駄目だけど

*2:しかも0.10と0.11の両方に対応

*3:実はちょっと会社のサーバで、やらかしたのは内緒です

TicketExtPlugin(その2)

TicketExtPluginですが、trac 0.10/0.11の両方で色々と確認してみました。

CompleteUserPluginを利用中の人及びTracLightningを利用中の人は、json-pyは導入済みなので気にしなくても大丈夫。

んが、DecoratorPluginとの同時利用が出来ませんでした。 orz
これは0.10も0.11でも同じでした。
DecoratorPluginの利用を止めると、問題なく新規チケット作成時にテンプレートが適用され不必要な項目にはマスクがかかるので、何かか引っかかっていると思うのですが・・・
0.10で確認してたときには例のjqueryの重複かなとも思ったのですが、0.11でも同じ状況になるので原因はjqueryの重複では無いようで、もう少し突っ込んだ調査をする必要がありそう。


というわけで現状では物凄く残念で悔しいですが、カレンダーピックアップとチケットテンプレートのどちらか一方を選択するしか無さそうです。