自作trac0.10.3 から TracLightning 2.0.9 への移行(その1)

ファーストステップとして、まずはTracLightningを動かすことを目標とします。
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TracLightningのインストールについては、結構記事になっているのでそちらを参考にしてください。
お勧めはdiscypusさん執筆のITpro「Trac Lightningで簡単インストール」。記事の執筆時点では1.8.0での記載になっていますが2.0.9でも大きな変更点はありませんので、記事に沿ってインストールすれば無問題です。




以上




ではあんまりなので、意外と語られない注意点をいくつか書いておきます。
discypusさんの記事と以下の注意事項でTracLightingのインストールまでは問題ないはず。

インストールするマシンについて

tracをインストールするWindows PC or Windowsサーバは、出来るだけクリーンな状態なものが良いでしょう。
IISなども入れ無い状態の方が楽だと思います。*1
また同居する他システムがあると、考慮すべき点が増えるのでapache,python,svn等々に精通していないと苦労しますので避けた方が無難です。

maven,hadsonを利用したいと思っている場合。

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クリーンなサーバを用意した状態ではJDKJREも導入されていません。
このためTracLightningでmevan,hudsonをインストールし起動した場合にエラーが出ます。*2
なのでmaven,hadsonを利用したいと思っている人は、TracLightningのインストール前にとりあえず適当なJDKを用意してインストールしましょう。
ビルドに利用するJDKはmevan,hudsonで個別に指定できるのでこことでは特にバージョンに拘る必要はないので、
Oracle Technology Network for Java Developers | Oracle Technology Network | Oracle」から"Java SE Development Kit (JDK) 6 Update 11"をインストールで良いと思います。
JDKインストール詳細については(移転しました)辺りを参考すると分かりやすいです。
注意点としてはmevan,hudsonの利用するのに環境変数JAVA_HOMEの設定/確認を必要なので忘れずに。

Textエディター

意外と言及されていないのがテキストエディターについて。サーバ上で作業する場合には必須です。
セットアップ中にtrac.iniを編集する必要がありますが、utf-8trac.iniをメモ帳で編集するとbomが付加されてしまいtracが起動しなくなって涙目になります。
これもTracLightningのインストール前にメモ帳以外の使い慣れたEditerを必ずサーバに用意しておきましょう。
個人的にはEmEditerのFree版をいつも利用しています。

*1:個人的には難しい話ではないと思うのですがgoogleIIS TracLightning ポートで、ここの場末のblogにたどり着く人が少なくありません・・・

*2:これでげんなりする人を何人か見たことがあるので、hudson,mevan稼働用にTracLightningに含まれていると楽かなぁと思ってます