自作trac0.10.3 から TracLightning 2.0.9 への移行(その2)
インストールも終わって一通り動作確認したらインストールされているプラグインを確認。
この作業は無駄に見えても、TracLightningの問題と素のTracの問題を切り分ける際に重要。
TracLightningの問題とされ語られる多くの事象はTrac本体の問題だったり、同梱のPlug-inの問題が殆どなので、その切り分けが出来れば多くの問題についての情報を適切なところから得ることが出来たり、尋ねたりすることが出来るというわけです。
その先はtrac-hacks.orgだったり、Shibuya.tracのsf.jpだったり、Plug-in作者のblogだったり、ラジバンダリ・・・で大抵解決することが出来ます。
実は現状tracのよろず相談所が無いというのがtracの弱点ではあるのですが、Shibuya.tracのGoogleGroupが10月に出来たので利用するのも有りです。
以下、TracLightning2.0.9に同梱されているプラグインと簡単な解説。*1 *2
詳細についてはリンクから辿ってください。(激しく見にくいという指摘を受けたので一覧を修正しますた。)
管理機能関連
- IniAdminPlugin
- trac.iniを「管理」ページから編集できるようにするプラグイン。
ただしiniを利用するプラグイン側で対応が必要。 - AccountManagerPlugin
- ユーザのaccountをtracのページから管理するためのプラグイン
- Trac User ManagerPlugin
- AccountManagerPluginに加えて、更に細かいユーザ管理を可能にするプラグイン
- CustomFieldAdminPlugin
- チケットのカスタムフィールドを「管理」ページから追加変更できるようにするプラグイン
- SvnAuthzAdminPlugin
- Subversionのアクセス権を管理するSvnAuthz Fileを管理ページから編集可能にするプラグイン
(オリジナル+パッチ)
チケット/レポート関連
- AdvancedTicketWorkflowPlugin
- 0.11から可能になったチケットのワークフローを実現するためのプラグイン。
- TicketDeletePlugin
- チケットの削除、チケットのコメント削除を可能にするプラグイン
(オリジナル+パッチ) - TracCompleteuserPlugin
- チケット等のユーザを入力する箇所で入力補完をするプラグイン。
関係者(cc)、担当者(assign_owner)のユーザIDの入力補完のサポート - BatchModifyPlugin
- Queryのページからチケットを一括更新を可能にするプラグイン。
0.11からはQueryの表示項目の選択追加も可能になっている。 - Decorator Plugin
- Tracレポートのアイコン装飾、チケットでのカレンダーピックアップ入力、コンボボックスでの絞り込み検索を実現するプラグイン。
wiki関連
- WysiwygPlugin
- Wikiやチケットの編集でWYSIWYGを実現するプラグイン
- AddCommentMacro
- Wikiにコメント欄を追加するマクロプラグイン
- MacroPostPlugin
- マクロでpostを可能にするプラグイン(AddCommentMacroで利用)
- TocMacro
- Wikiにcontentsのテーブルを作成するマクロ
検索関連
機能拡張関連
- HudsonTracPlugin
- CIツールであるhudsonの build infoをtracのTimelineに表示。
メニューにもhudsonへのリンクを追加 - stractistics
- プロジェクトのアクティビティをticket数やcommit数などでグラフ化してくれるプラグイン
- DiscussionPlugin
- フォーラム(会議室)機能を追加するプラグイン
- TracGanttcalendar
- チケットに基づくガントチャートやカレンダー機能を追加するプラグイン
チケットの開始日、終了日をカレンダーとガントチャートに視覚的に表示。 - XmlRpcPlugin
- XML-RPCインターフェイスを追加するプラグイン
(TracLightningのものは、JSON対応に改変済み?)
と計19+1個!
素から作ると探すだけでも苦労しますが、初めからこれだけ揃っていると普通なら十分だと思います。
現行運用しているの0.10と比べて便利なプラグインも増えていますが、やっぱり足りないのと0.11になったら実現したいことがあったので、次回は更にプラグインの追加作業をします。
*1:TracLightningで独自にpatchが適用になっているものもあるので、TracLightningもどきを独自に作ろうとする人はご注意を