TracLightningに追加している10+2のプラグイン

今、ウチの環境で使っているTracは、独自環境から一年半前にTracLightning 2.1をベースにして構築後、プラグインをちょこちょこ追加しながら使ってますが、随分長い間更新してません。

そんななか気が付けばベースにしているTracLightningは2.5.1が6月1日にリリースされ、随分と環境が進んでいます。(こちら)

停滞しているとdisられ気味のTrac0.12が登場目前でなので、Trac 0.11系列であるTracLightningの2系も2.5が恐らく最後のリリースになるのではないでしょうか。

というわけで、現在利用しているウチで利用している2.1+αなTracの環境を2.5.1へ移行するべく、独自で入れているプラグインを洗い出してみました。*1

結果は追加が10個、変更(修正)が2個。
以下はその結果と各プラグインの解説です。(だいたいアルファベット順)

TracLightningに追加しているプラグイン

名称 備考
ChangDeateRecordPlugin QueryChartで使う日付のリセットするプラグイン
全体ではなく特定のチケットのみに対してだけ実行できるので、日付調整等で更新したくないチケットがある場合などに非常に重宝します。*2
DoxygenPlugin Doxygenで生成したドキュメントをTracに統合するプラグイン
一部のプロジェクトでDoxyGenを使っているのですが、保守フェーズに入りTracをポータルと利用する際にシームレスな参照が出来るので若干癖のあるプラグインですが便利です。
EnquetePlugin アンケートが実施できるプラグイン
半お遊び的なプラグインではありますが、Tracしか自由になるサーバが無い場合には重宝します。
プロジェクトでの呑み会アンケートなんかに使ったりしてます。
FineGainedPageAuthzEditorPlugin FineGrainedPermissionsで使うAuthzの情報をTracの管理画面から編集する為のプラグイン
そのままだと改行コード等に不具合が出るので、Trac Hacksのチケットにあったパッチを当てて利用しています。
まぁFineGrainedPermissions自体をあまり使っているという話を聞きませんが・・・・*3
FlashEmbedMacro FlashWikiに貼り付けるwikiマクロ。
パワーポイントの資料は添付でも良いのですが、見せる(魅せる)ということを考えるとSlideShareのような形が便利。そんな願いを実現させるプラグインです。
TracWikiにパワーポイントをFlashに変換して、このマクロで表示させてますが意外と好評。あとあまり使いませんが同じwikiマクロでYouTubeの動画なんかもWiki上に表示できます。
FootNoteMacro 脚注のマクロ。
0.10の日本語環境では使えなかったので諦めていたのですが、0.11では問題が無く動作しているようなので最近使い始めました。
FormAutoSavePlugin 書きかけのフォームを保存してくれるプラグイン
うっかりブラウザを閉じたり、戻るボタンを押して書きかけのチケットが全消失といった事態を防いでくれます。
対応しているフォームはwiki/ticket/reportの各編集画面。
httpauthplugin xmlrpcでの認証周りの不具合を解消するプラグイン*4
ReportIncludeplugin TracReportを元にグラフ表示してくれるプラグイン
QueryChartの方が手軽にチャート表示できますが、複雑なレポートを元にチャートを表示したいときに便利です。*5
WikiLinkMakerPlugin Wikiリポジトリのリンクをツリーから選択して挿入できるプラグイン
wiki/Ticketの編集画面で簡単に既存wikiリポジトリへのリンクが書くのが容易になります。

TracLightningに入ってるけどバージョン違い、もしくは手を入れているもの

名称 備考
TicketClone チケットを複製するマクロ。
TracLightningにも2.5から同梱になってますが、マクロに手を入れて使ってます。
というのもTimingAndEstimationを使っている場合に単純にチケットを複製してしまうと、実績時間まで複製されてしまい困った状態になるので実績時間は複製しないようにしてます。
またTrac_Adminが無いと複製出来ないのは意外と不便なので、Ticket_Create権限を持つユーザにも複製を可能にしています。
TimingAndEstimationPlugin-Permissions TimingAndEstimationの権限管理を強化版。
TimingAndEstimationがTracLightningに入っているのは私がリクエストしたからなのですが、実は同梱のものを現在では使ってなくて、チケットに関する権限が拡張されたこちらのバージョンを使ってます。
権限を厳しくしたいというのが理由ではなく、TimingAndEstimationを有効にした際に邪魔だと言われているTracReportに表示されるTimingAndEstimationで利用するレポートがPermissionsの場合には表示されないからというのが理由。

*1:この作業、辛いかって管理画面のプラグイン一覧がブラウザから印刷できなくて、キャプチャー撮って貼り付けてなので・・・

*2:日付のフォーマット形式は利用環境に合わせてmodel.pyを調整する必要有り

*3:運用含めて意外と面倒なんですよね・・・

*4:Basic認証だけかも

*5:最近一部で話題のSQL力が試されますw