TracLightning 3.1.2 正式版をリリースしました。
TracLightning 3.1.2 正式版をリリースしました。
基本は3.1.1に同梱されている各種プラグインのアップデートですが、幾つかのプラグインや機能が追加になっています。
バックアップの定期実行サンプルの追加
今回のリリース一番のポイントかもしれません(笑)
TracLightningにはJenkinsが同梱されているので、JenkinsのJobサンプルとしてbackup.batを登録ました。*1サンプルではbackup.batの実行だけではなく、バックアップの世代管理が出来るようにしてありますので是非確認してみてください。
なお、Jobがサンプルなのは今後のアップデート等で上書きされる可能性があるためで、実運用で利用する場合には必ずリネームしてから使うようにしてください。
「CIなんてまだまだだから・・・」とこれまでJenkinsを利用していなかった方も、Jobの定期実行や実行ログの保管などJobの実行管理ツールとしても非常に使いやすいので、これをきっかけにCI以外でもJenkinsを使ってみては如何でしょうか。
サンプルのカスタマイズテンプレート追加
「チケットとカスタムクエリの日付表示フォーマットを変える」で書いた、テンプレートのカスタマイズがプロジェクトを新規作成した際にプロジェクトをTemplates以下に
- query_result.html.sample
- ticket.html.sample
- ticket_box.html.sample
としてコピーされます。
チケットとカスタムクエリの日付表示フォーマットを変えたい方はリネームすることで、プロジェクト単位で変更することが可能になりました。
追加になったプラグイン
- FootNoteマクロ
- 脚注をWikiで利用するためのwikiマクロ。
- ChangeDateRecordプラグイン
- QueryChartプラグインでは自動設定する日付フィールドの更新が一括でしか更新できませんが、このプラグインを利用するとチケット番号指定で行えます。
- FlashEmbededマクロ
- wikiにFlashなどを埋め込む為のwikiマクロ。SlideShareの資料やYouTubeの動画などをwikiに埋め込むことが可能になります。
- ExtendVersionPlugin
- Ticketのバージョンを使ってマイルストーンを束ねるプラグインです。*2
各種不具合対応
リリースノート及びsourceforge.jpのチケットシステムをご参照ください。
リリース作業について
コミッタとなって初のリリースマネージャとしてのリリース作業*3だったわけですが、着手から3ヶ月やっとリリースできました。
反省点が沢山ありました。大所だけでも、
と、まぁコミッタとしては意味致命的ですね(^^;
リリース期限については今回の私のダメさ加減から「決めてから作業する」という方向で動いています。
ただし最大の問題は、プラグインの不具合への対処。元々他のコミッタと比較しても圧倒的にPython力が足りない中で*4、他のコミッタやメンバーにヘルプをお願いすれば良いものを自分で対処しようとした結果、各種プラグインのアップデートに留め早めのリリースを目論んでいいたはずなにの、着手から3ヶ月もかかってリリースとなってしまいました。仕事でもよく同様のパターンにハマることがあるのですが、上手に人にタスクを振っていかないとなぁと猛省しています。
ともあれ無事にリリースできてホッとしていますが、色々足りないところもあるので修行が必要だなぁとシミジミ。TracLightningは、これまでOかもとさんが、一人でリリース作業をしていましたが、今回のリリースからコミッタ3人でリリースマネージャー輪番体制を取ることになりました。リリース頻度は間違いなく上がってくると思います。
不具合や要望がありましたらTracLightningのsf.jpへ報告をよろしくお願いいたします。
*1:以前に書いた「HudsonをCI以外の目的で使ってみる」を実践的なJobにしました。
*2:Tracのマイルストーンを階層化する - wadahiroの日記
*3:TracLightningがリリースマネージャー輪番体制になってからも初めて
*4:足りないどころか無いに等しい