プロジェクト一覧に『.egg-cache』?

引き続きtrac Lightning 2.0.7を色々試してます。
sf.jpに二件ほど報告が出てますが*1、プロジェクト一覧に

・.egg-cache: Error
   ([Errno 2] No such file or directory: 'C:\\TracLight\\projects\\trac\\.egg-cache\\VERSION')

というエラーというかプロジェクト(?)が表示されちゃいます。
これはzipとして圧縮されているegg(プラグイン)を解凍しキャッシュしておく場所が、tracのプロジェクトロートに出来てしまいtracがプロジェクトのディレクトリとして扱おうとした結果表示されているモノです。
以前はegg-cacheの指定が無くても問題は無かったと思うんだけど、どこかの時点から指定がないとプロジェクトのルートに出来てしまうようになったみたいで、*2これを回避するには%TRAC_LIGHT_HOME%\CollabNetSVN\httpd\conf 以下にある httpd.conf を以下のように修正しましょう。


SetHandler mod_python
PythonHandler trac.web.modpython_frontend
PythonOption TracEnvParentDir "C:\TracLight\projects\trac"
PythonOption TracUriRoot /trac

と書いてある部分(デフォルトのままなら539行目辺り)を


SetHandler mod_python
PythonHandler trac.web.modpython_frontend
PythonOption TracEnvParentDir "C:\TracLight\projects\trac"
PythonOption TracUriRoot /trac
PythonOption PYTHON_EGG_CACHE "C:\TracLight\.egg-cache"

と PythonOption で PYTHON_EGG_CACHE の位置を明示的に指定すると回避できます。*3
修正後、tracを動かしてみて指定した位置に .egg-cache が出来ていれば対策完了です。
それと既に作成されている %TRAC_LIGHT_HOME%\projects\trc 以下にある .egg-cache は削除してしまって構わないので削除しちゃいましょう*4

動くけど何か気持ちが悪いと思っていた皆さんはお試しあれ。

*1:ここここ

*2:sf.jpでは2.0.6での指摘があります。

*3:"C:\TracLight"の部分は環境に依って異なります。

*4:っていうか消さないとプロジェクト一覧のエラーは消えない